IHI 扶桑エンジニアリングは、軽量で設置が容易な多段式駐車装置用水害対策パネル「ウォータブロック・パネル」を2015年12月に発売した。
ゲリラ豪雨や台風により、分譲マンションなどの地下ピットの多段式駐車装置で、車や装置が水没する被害が発生することがある。被害を防ぐためには、事前に土のうを積み上げるのが一般的な方法だ。
「ウォータブロック・パネル」は、水位50cm程度の水圧に耐える強度を持ち、ピットへの雨水の流入を約0.05m3/min 以下(3連の場合)に抑える。流入した雨水はピットに設置されている通常の排水ポンプで排水できる。
パネル1枚の重さは約16kgと軽量。駐車装置のガイドレールにはめ込むだけなので、1分程度の短時間で設置が可能だ。取り外しも容易にできるため、水害に備えて設置した後も、簡単にパネルを外して車を出し入れすることができる。
価格は税別で、約90万円/3連。一般的な防潮板を設置する場合と比較すると、価格を2分の1程度に低減できる。
問い合わせ先:IHI扶桑エンジニアリング
電話:03-5626-5614
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