松岡雄也(53歳)は、絵の鑑賞というよりは、自分の仕事をちょっと自慢したいという思いで、美術館内を歩いていた。松岡は大手建設会社、青陵建設の構造設計部門に勤めている。「鳴上(なるかみ)現代美術館」は、彼が構造設計のチーフを担当した建物で、3カ月前の2025年4月にオープンしたばかりだった。この日は台風に伴う前線が近づいていて悪天候だったが、ほかに2人の都合がつく日も無く、予定を決行したのだった。
この記事は有料会員限定です
「日経アーキテクチュア」定期購読者もログインしてお読みいただけます。
日経クロステックからのお薦め
日経BP 総合研究所がお話を承ります。ESG/SDGs対応から調査、情報開示まで、お気軽にお問い合わせください。
ブランド強化、認知度向上、エンゲージメント強化、社内啓蒙、新規事業創出…。各種の戦略・施策立案をご支援します。詳細は下のリンクから。
「デジタル&ソリューション」をキーワードに、多様な事業を展開しています。
日経BPは、デジタル部門や編集職、営業職・販売職でキャリア採用を実施しています。デジタル部門では、データ活用、Webシステムの開発・運用、決済システムのエンジニアを募集中。詳細は下のリンクからご覧下さい。